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漢方薬Q&A

Q.漢方薬が有効な症状或いは病気はありますか?

すべての病気に処方できますが、器質的疾患(がん、狭心症、心筋梗塞、脳血管障害、外傷など)にはあまり効果は期待できません。

ただ免疫力を高める効果があり間接的には有効な場合もあります。漢方薬が有効かどうかは主観的にならざるを得ず、医師が処方する薬はプラセボ効果と言ってどんな薬でも30%ぐらいは有効性を発揮します。

漢方薬は単一成分ではないためよりバイアスがかかりやすいのです

最初は効いていたがだんだんと効かなくなったと言うのはこれが一因です。

永続的に効いていると言うのがポイントになります。

Q.漢方薬と西洋薬の違いは?

西洋薬は化学的に合成され単一成分からなりピンポイントに作用します。漢方薬は数種類の生薬の配合からなり最少は二種類、最大は十八種類まであります。

構成生薬がおのおの効果を発揮するためかなり複雑な薬効となりますがある意図を持った構成となっております。

使い手にかなり高度の知識が要求されます。

たとえるなら西洋薬はデジタルカメラ、漢方薬はアナログカメラと言ったところです。

Q.漢方薬に副作用はありますか?

ありますが、極めてまれです。食事の摂取量が極端に少ない、野菜が嫌いなど偏食が酷い人は手足に力が入らないなど低カリウム血症の症状が現れることがあります。

定期的な血液検査が必要と言えます。

Q.西洋薬との併用は可能ですか?

原則的に全て可能です。生活習慣病では西洋薬を第一選択とし漢方薬を補完的に使うことが多いです。

逆に漢方薬を併用することにより西洋薬を減らすことも可能です。

Q.漢方薬は長く飲まないと効きませんか?

こぶら返りなどの時に使う芍薬甘草湯などは飲んだらすぐに筋肉の痙攣が止まり嘔気の時の半夏瀉心湯も胃に到達した瞬間から嘔気が止まります。

慢性疾患は効果発現には二週間程度はかかり変化なければ他の薬に変更する必要があります。

Q.保険は効きますか?

当院では全て保険適応できます。

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